有職畳（ゆうそく畳）はどんな畳？

伝統技術が⽣み出す⽇本の美

有職畳（ゆうそくたたみ）は、古く伝承された格式定法に基づいて造作しなければならず、⼿縫い‧⼿加⼯で仕上げる伝統的な造作技術や⼿間を必要とします。

また、絹素材の縁や、紋を使⽤した縁、豪華絢爛な模様の縁など、かつて宮中で位を⽰した畳の縁は⻑きにわたって作り続けられてきた特別な畳の⾼い格式を物語ります。

畳職人として伝統的な格式を尊重しながら、日本人の美しい心を学びたいと考えています。

神社やお寺のお客さま。
神仏具店のお客さま。
こんなお悩みを抱えていませんか？

金井畳店ならではの「有職畳」

専門知識と多くの「有職畳」施工実績

向き合った有職畳

茵（しとね）

御茵「おしとね」とは、綿入りの畳で、畳表（ござ）を5枚重ね、鏡と呼ばれる中央部分には、綿を乗せ白地の大和錦を被せてあります。額縁の四方には赤地の大和錦の中に綿を入れて作られていて、座布団の祖先にあたる畳となります。

八重畳

八重畳とは、神社において神様の御霊を奉安される調度品として使われる畳です。上面のござと、土台になる下段の畳の間にござを6枚重ね、それらのござの縁を繧繝錦の模様を少しづつずらせながら側面に表れる模様を一体化し、土台を含めて畳の八段重ねを表現しています。

厚畳

厚畳に対して、薄畳(うすじょう)があります。
薄畳は畳表せいぜい１～３枚程度の厚みの畳。それ以上の厚みのあるもの全てを厚畳と言います。
また、厚畳のなかには一畳台・二畳台・三畳台や五畳台などがあり、それぞれ畳床を積み重ねた厚みとなります。日常の生活のなかで使用された玉座や神の御座となる御神座などは、厚畳と呼びます。

礼盤・二畳台

厚畳で礼拝の座具として使われるものを礼盤(らいはん)又は二畳台といいます。
畳の芯材となる畳床には四方に板を縫いつけて、しっかり角を出し、有職本来の伝統的な工法で製作しております。

無面円座・四天付拝敷・鐘小台

金井畳店は地域に密着した畳屋さん。

細かいオーダーに御対応が可能です

• 社寺などで使われる御道具畳お任せください。
• 礼盤（二畳台）・膝附・鐘小台など有職畳の工事も気軽にご相談ください。
• 細かいオーダー製作にご対応可能です。

選べる高麗紋縁

金井畳店が有職畳にかける想い

　伝統技術から多く学ばせていただくのは、技術よりも職人としての心を磨く事だと思ってます。
過去の自分と向き合い、今の自分と向き合う。
思慮深くなったり慎重になったり、妥協しないように思う事は、普段の畳製作にも必ず繋がります。
これからもずっと磨いていこうと思います。
畳を作る心というのは、その人その人なりに生み出していかなければいけないと学んでいます。
心が出来て技術が宿る。いつも思うのが伝統技術には心を磨くその姿勢を問われている気がしてやみません。

畳のお見積もりについて

お見積りは、以下の費用を含みます。