江戸の粋を今に伝える「畳一本縁」

東京都台東区浅草橋にあるK様邸の新畳入替工事のご紹介です。

一本縁とは「一本縁」とは、真ん中の畳を縁無し畳(四畳半と六畳の場合)や片側縁無し畳(八畳の場合)を用いて、隣り合った畳の縁が二本並びとならないよう敷き合わせの妙をつくり出していく事によって座敷に洗練された美しさとひろがりを表現しようとする関東にある伝統的な工法になります。

地元浅草橋の近くには花街が多く点在し、洒落を好む下町の旦那衆は、縁が二本並びになる事を、「野暮ったい」とも表現し、一本縁という工法が好かれました。

江戸の粋を今に伝える「畳一本縁」

町人文化が栄えた元禄元年以降に数寄屋造りをしつらえた四畳半の座敷や茶室に属した待合座敷や待合茶屋の他、風流好みの人々によって六畳座敷や八畳座敷にも取り入れられその敷合わせの妙や風趣が「粋」とされ、その風潮が多くの人々に愛されました。

昔から「江戸っ子」は洒落好きで、畳縁が二本並びに並んでいる様子を「野暮ったい」と表現し、縁を重ねない、そのさっぱりとした座敷を「粋」としました。現在では少なくなった伝統技法ですが、一本縁が生み出す空間には、野暮ったさを取り払い垢抜けた空間が、東西南北、無限の広がりを感じ得ます。

江戸っ子がお勧めするこだわりの空間。繋げたい伝統。「畳一本縁」。お客様のお座敷に江戸の「粋」をお届けします。     (畳技術大図鑑より一部参照)